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2012年9月30日

極限まで追い込む、という方法|新しいステージに上がる時期



優秀な学歴を持つ人が仕事で成功するとは必ずしも言えない理由について、過去に一度私なりに考えたことがありました。


Blogging Worker's Style: 「考えすぎて動けなくなる」ことを避けるには、開き直るしかない
年齢とともに経験や知識を積み、それらに照らすことで、次第に物事の筋が見えてくるようになります。見通しがつくということです。 ...





リスクに対する見通しが相当程度に高く、リスクを回避し続ける結果としてチャンスを失っている、という発想です。

この考えの当否は別として、「うーん、そうかもなぁ」と感じていただけた人も多いのではないでしょうか。とはいえ、じゃあ開き直ればすぐに活動的になれるか?というと、そんなに簡単に済むかと言えば、んなこたない!って話になるのが普通です。そんな簡単に割り切れれば、もともと動けているはずだからです。

じゃあ、どうすれば良いか?

そのことについて、シゴタノ!で佐々木正悟さんが、ノマドワーカーの「不安との戦い方」についてとても率直なことを書いており、共感できる部分がありましたので、少し長いですが引用させて頂きます。



シゴタノ! ノマドワーカー第0章:最終回 ありきたりな不安との戦い方
今回で第10回、最終回となります。最後のテーマは「不安との戦い方」です。 ノマドワーカーを続けるというのは、不安とずっと格闘 ...





彼はノマドワーカーが不安を抱えていること自体は「理に適った」ものとして、肯定的に評価しつつも、その不安についてマンガで解消(不安から注意をそらす)することを紹介しています。しかし、それでも解消できないレベルの不安についてはチャンスと考えるべきと言います。


・・・不安がチャンスというのは、実際にはその通りなのです。追い詰められると価値基準がクリアになって、行動に迷いがなくなります。具体的にいえば、ネガコメなど歯牙にもかけなくなります。というよりもかける余裕を失うのです。だから仕事がどんどん進みます。同じような理由から、やって直接生産性に結びつかないようなタスクは、無条件で削除できます。だから生産効率が劇的に向上します。人に何かを言われたりするのを気にしたり、それへの反論を心の中で作るのは、それができる余裕があるからなのです。本当にそんな余裕がなくなると、一瞥して却下できます。心はそういうことを本来できるものなのです。そしてそういった心の有能性を記憶に留めておくことは役に立ちます。また幸運にも余裕を取り戻したら、またグジグジと悩むことになるわけですが、それは余裕があるからこそしていることだと気づくことができるからです。


私はノマドワーカーではありませんが個人事業主ですので、この考え方には強く共感します。個人で仕事をする場合、自分を守ってくれる人・会社というものは存在しません。うまくいくときは自由を感じられて充実感も大きいですが、物事は上手くいかないことの方が多く、シンドイなぁと感じることは少なくありません。

とはいえ、経済的に余裕があるうちは「あんなこともしてみよう」とか「これは他人に迷惑がかかるからやめておこう」という具合に、いろいろと頭の中で方法論を検討します。で、結局冒頭に紹介した「考え過ぎて動けなくなる」という状況に陥ります。

これを打破して新しい自分に脱皮しようとすれば、正直なところ「極限まで自分の状況を追い込む」という方法を採るのが手っ取り早い気がします。止まっていたら死ぬ!くらいの状況にするのです(笑)

もちろん少し大げさな話ですが、それでも借金をあえてしたり、大きな買い物をしたりすることで自分に負荷をかけてお尻に火を付ける経営者は少なくありません。個人的な話ですが、私の父はサラリーマン時代に自分の成長速度が止まってきたと感じるたびに、職を変えてきました。大体4~5社くらい転職し、その都度それまで以上の収入を得られるようにして、新しい地で自分にプレッシャーを与えていました。

個々の仕事観によって、このような考えに全然賛成できない人も多いと思いますが、どちらかというと私も自分が立ち止まりやすいタイプの人間なので、プレッシャー(負荷)を与え続ける人生を歩み続けるのだろうと思います。

本音を言えば、穏やかに生活したいですけどね・・・笑


 
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