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2012年9月16日

ドラクエ的発想で。ファンドレイジング「してもらう」



前回、ファンドレイザーに関する記事を書きました。日本ではまだファンドレイジングという活動自体がほとんどなされておらず、今後のNPOの発展を考えるとファンドレイザーの育成は急務であるとされています。しかし、まだまだNPOを寄付で支えるという点については、寄付をする個人・法人、寄付を受けるNPOともに、国内の地盤が整っているとは到底言えません。それでは、NPOが収益を確保するために寄付や助成金を自分たちで十分集められないのであれば、どうすべきか?

わたしは、NPOはファンドレイジングの活動を第三者にお願いし、NPOはその第三者に対して収益の発生源(情報・人脈・ノウハウ)を提供するという関係づくりを検討すべきではないかと考えています。

通常、ファンドレイジングというのは当該NPO団体のマーケティング担当などが実施するものですが、実態はそのような人材はほとんど存在しません。とはいえ、NPOは事業を継続するなら収益を確保し続ける必要があります。とすれば、自分たちで確保できないなら、第三者に収益確保のお手伝いをしてもらおうという発想です。


わたしがNPOに企業をマッチングさせたいのは、NPOの収益性を確保するためです。逆に、企業にとっては地域に根差した事業展開やコミュニティ・ビジネスの入口としてNPOを活用してほしいからです。それらはひいては地域の課題解決地域経済の活性化に結び付くと考えるからです。この両輪がこれからの地方ごとの大きなテーマであり、うまく回っている状態が「新しい公共」の実現なのだと思います。

ですので、NPOも企業(とくに中小企業)もともに、地域の主役にならなければなりません。その手伝いを私は行政書士という資格で担っていきたいと考えています。




ドラゴンクエストというゲームを皆さんご存じだと思います。

彼らはモンスターを倒して世界の平和を守るために戦い続けます。しかし、それぞれは腕っぷしは強くとも遠距離の相手に敵わなかったり、魔法は使えるけど接近戦に弱かったり、攻撃は全然できないけど味方を治癒することができたり、すごく足が速いので先制攻撃に長けていたり・・・という具合に、長所と短所を持っています。彼らは一人では世界を平和にできないのですが、それぞれの強みを活かすことで、大きな目的(平和を守る)を実現しています。


話が横道に逸れてしまいましたが、何でもかんでも自分だけで完結させようと考えるのではなく、互いに互いの強みを利用して目的を実現していく発想を持ってもらいたいと願っています。

私は、さしづめサポート担当の僧侶役ってところでしょうかね。聖職者のように信心深くも治療もできないですが(笑)





ドラクエⅩ、すごくやりたいです・・・・

 
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