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2012年5月28日

パワポで結婚式二次会用のクイズスライドを作るのも、仕事をするのも同じパターン


行政書士の同期の友人が結婚をされるということで、行政書士仲間で二次会の幹事を担当することになった。受付からクイズの準備、進行など数名で役割分担をおこない、ぼくはクイズ用のスライドを作成することとになった。

今回は備忘録的にその手順を残しておきます。




二次会に参加してクイズなどの余興はたくさん見たことはあるけど、実際に自分で作ることは初めて。パワーポイントもちょっとしたスライドを作成したことしかない程度の僕が、今回どのようにクイズスライドを作成したのか。

残念ながら作成したスライドは著作権侵害甚だしく、しかも超個人的な内容に踏み込んでしまっているためアップできません。(ごめんなさい!)


作成する上で、何をどのように手をつけていけば良いのか分からなかったので、ぼくは下記の要領で作成した。


  1. 先人の作品を見る
  2. 全体的なマップの作成
  3. 行程表の作成
  4. 計画が実行できるかどうか、機能の確認
  5. 行程表を詳細化(時間の見積もり)
  6. 作成
  7. リハーサル
  8. 修正
  9. 本番



1.先人の作品を見る


まずはイメージづくりが大切だと考え、Youtube上の作品を眺めたり、「結婚式」「二次会」「クイズ」「スライド」「powerpoint」のような単語をいくつか組み合わせてググってみたり(=「ググる」とは、グーグルで検索するという意味)と、先人の皆様の作品をチェックした。

ここでは大きなイメージを抱くことに主眼を置いていたため、「へぇー、こんなことやってるんだー」とか「こんなことやれるんだー」という程度にしか見ない。「どんな風に作っているんだろー」って各論に入ってしまうと、全体としてバランスを崩してしまうからだ。


2.全体的なマップの作成


イメージをある程度描けたところで、ざっくりとどういう流れのスライドにするかを紙に描いてみた。クイズと言えば、まずは「ルールの説明」があり、問題に入り、選択肢が出てきて、参加者が答える、という大きな流れがあります。それをpowerpointでどんなふうに順番づけるかをマッピングした。


3.行程表の作成


イメージを具体化するためのプランを、大まかに行動予定に落とし込む。いつまでに、どんな程度まで完成させるのか。どうせ計画通りには進まないのが世の常だが、行程表がないとなかなか現在の自分の立ち位置を把握することができず、総じて作品の一貫性がなくなる。入口から出口まで一貫性がないと作品としては残念なものになる(とはいえ、行程表を作れば残念な作品ではなくなるわけではない。)。


4.計画が実行できるかどうか、機能の確認


行程表をある程度作成したら、今度は各項目が実現可能なものなのかをチェックする。たとえば、今回作成したスライドにはテレビアニメのルパン三世のオープニングをパクりたいと思ったのだが、そもそもそんなのスライドショーのパワポで実現できるのか分からなかったのだ。また、スライドにBGMをつけたり、BGMを重ねることができるのかどうかも事前にチェックした。そしていずれも可能だということが分かった。


5.行程表を詳細化(時間の見積もり)


私の手に負える範囲で計画は実行可能だと分かり、行程表に必要時間を盛り込んだ。本番当日まであまり時間がなかったうえに、必要な時間数を大まかに振り分けると極めてタイトな予定になってしまうことが判明した。


6.作成


行程表を作成する段階で、どのサイトを参照すれば良いのか、どのくらいの問題数にすべきか、とうのはある程度決まっていたので、この段階ではほぼ機械的に作業を進める。細かな微調整(BGMの動くタイミングの秒単位での調整など)も機械的に進める。スライド8分、実際に会場での司会などを含めて20分前後で使う程度の分量だったけど、概ね8時間程度で作品化完了。その後は微調整の繰り返しなど。


7.リハーサル


これは本番の会場でプロジェクターに映し出されるか、操作はどうか、音響はどうなっているかなどの確認のために絶対はずせない。今回はスライドを作成するPCと、本番で再生するPCとが別だったので、スライドのファイルはDropboxに保存していた。まぁ問題がないだろうと思ったけど、問題があった。なぜか会場でスライドを再生しても、BGMが流れないのだ。ファイルの保存場所はメインとノートPCとでは異ならないのに、音がならないことが判明。リハーサルをして良かった。すぐに再生用のノートPCでファイルを修正し、限られた時間内に無事流すことができた。原因は未だによくわからないけど、おそらく再生用のPCはパワーポイントではなく、キングソフトの製品を使ったからではないかと思っている。


8.修正


リハで分かったことを自宅で修正。本番用に問題がないところまで積めることが可能となった。


9.本番


既に問題点は克服されたと思っていたので、本番は気軽に臨んだ。しかし、まさに再生するというとき、またしても音が出ないことが判明。おかしい、本番直前にも改めてリハをして問題がないことを確認したのに何故。。単純だった。音を出すためのケーブル(イヤフォンジャック)をマイクのジャックに差し込んでいたのだ。本番ではこういうこともある。

それと、実際に問題を再生してみると、問題を提示してから解答に至るまで予想していたよりも3倍もの時間が必要なのだと判明。ちなみに、本スライドはAorBの二択で、参加者が部屋を移動するというタイプの問題形式だった。私は移動まで10秒程度だと見込んでいたんだけど、実際には20~30秒要した。問題が表示されてから問題文が隠れるまであっという間だったので、参加者が問題文を見直すことができなかった。とても反省した点。




以上、非常に課題の多い作品になってしまった。けど、最終的には皆さんが楽しかったと思ってもらえれば良いので、そういう意味では悪くなかったように思う。今後こういう作品を作る人は、是非とも「タイミングを操作できるようなスライド」作りを目指してほしいです。ぼくももうやることはないだろうけど(笑)、パワポを使うときには注意しておきたいと思います。


以上!



と、ところでこの手順は基本的に僕が仕事を進める上での手順とほとんど同じです。ある仕事の依頼を受けた場合も大枠から理解して、行程表に落とし込んで時間を見積もっていく。そこまでできると後は実行するのみなので、たとえ問題が発生しても修正が利くのです。

とはいえ、すべての仕事がそのようになっているわけでもなかったりするので、今後改良を重ねていくことが欠かせないんだけども。


 
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