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2012年3月31日

あなたは何を売れるか!|個人の知識やスキルの売買サイト「Abilie」の登場



これは知り合いの方が骨とう品を購入し、それに趣味で作っているステンドグラスとランプを付けて製作したもの。プレゼントしてくれたもので、とてもホッとする明りを提供してくれます。

あなた自身が商品になり得る。

私たちは日々、自分の技術力や知識、語学力、外見などを活かして仕事をしています。逆に、企業が求める能力に合わせて仕事をする人もいます。それらは、「雇用契約」や「委任契約」を基調としたものです。

しかし、とうとう「売買」という形式が参入してきた。
Abilie」は、個人のちょっとした手間や能力を商品として、売り出すサービスのようです。私も早速登録だけしてみました。これはひょっとすると非常に面白いサービスかもしれません。





 オウケイウェイヴ(OKWave)は2012年3月30日、個人の持つ知識やスキルを登録して個人間で売買できるサイト「Abilie(アビリエ)」を正式公開した。2011年末発表し、2012年2月27日からプレビュー版として公開していたもので、現在69件の知識やスキルが公開・出品されている。出品の申し込みは数千件に上るという。同社の兼元謙任代表取締役社長(写真1)は、Q&Aサイトの運営を通して「『この人の回答だったらお金を払ってもいいから聞きたい』というユーザーの声が増えてきた」と述べ、そのためのインフラであると説明した。(http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20120330/388341/



自分のちょっとした能力が、他人にとっては非常に欲しかったりする。
たとえば、私の絵を描くスキルは異常なまでに低いので、ちょっとしたイラストを描ける人は凄まじいスキルを持っているように思うのだ。そして、その能力をちょこっと借りることができれば、私に欠ける部分を補い、私は理想的な行動を実現できるかもしれない・・・

このように、Abilieはスキルのマッチングサービスと言えるだろう。


実は、私の属する業界(=行政書士業界)も、こういうサービスで提供できる「単発の仕事」というのは多くある。昔からある、自動車免許の代書屋業(自動車運転免許試験場のそばにたくさんいる書類を作ってくれるお店)などは、こういうサービスにハマる気がする。

このサービスでスキルを提供して生計を営むには規模が小さいように思うが(ただ市場は今後大きくなる)、コモディティー化するほどにも成熟していないようなスキルも料金設定によっては商品になり得る。


Webならではのサービス形態。
実際に会わずとも達成可能な仕事ってとても多い。

業界によってはタブーに触れるかもしれないが(士業など)、今後こういうサービスの在り方はもっともっとスタンダードになるはず。



▼参考URL:
個人の知識やスキルの売買サイト「Abilie」、OKWaveが正式公開(IT Pro)
個人スキルを簡単オンライン販売、オウケイウェイヴが「Abilie」オープン(Internet Watch)

iTunes Store(Japan)


 
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