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2012年6月3日

ちがさきっぽくて良いと思う|屋外映画館に寄ってみた



まずは人が集まること。それが大事。人が集まって、笑っている。そこに理由はいらない。

そんな活動をしている人たちがいる。

「場」を提供する人、「場」で映像を流す人、「場」でマッサージをする人や、食べ物を売る人。その「場」に集まる地元の人たち。その「場」で生まれるエネルギー・・・

決して大きくはないけど、たくさんの可能性を感じる「場」に、少しお邪魔してきたため紹介したいと思います。これは茅ヶ崎市の話だけど、あなたの周りにも存在する話です。










映画という切り口から、人と人をつなげる事業を進める人たちがいる。

その人たちが行う事業は、移動式映画館。

屋外でスクリーンを設置し、プロジェクターで映す。
それを観ながら、ビールやスナックを食べ、自由に過ごす。
青空劇場はとても自由で、どこか懐かしさを感じる。

彼らは「輪輪シネマ」という団体だ。




輪輪シネマ








彼らが映像を映し出し、その「場」をNPOサポートちがさきが提供する。そこでホットドッグが売られたり、子ども向けのおもちゃが売られたり、マッサージが行われたりと、決して大きくないその土地で、様々な活動が同時に行われているのだ。




まったり感があって、何だか茅ヶ崎っぽい。




これすごく美味しかった。プカドッグというらしい。この棒状のものが実は熱を持っており、パンの中から焼くのだという。そのため、かぶりつくとサクッって美味しい食感に出会う。その焼いたところにソーセージを突っ込み、ココナッツミルク(だっけな?)のソースをいれて食べた。ホント美味しいので食べてみて欲しい。




お店は持っていないので、出張で店を出すらしいです。全国を移動しているんだって。移動式映画館に、移動式ホットドッグ店。今年の3月にオープンしたばかりで、今後活躍が期待されます。事業形態も面白いし、コラボレーションの仕方によっては、大きく展開できそうな予感。










屋外での上映には、特別のプロジェクターとスクリーンが必要らしいです。








茅ヶ崎を背負う二人の若者。


一人は中間支援組織の職員、もう一人は茅ヶ崎市役所の職員。ともに新しい公共のあり方を模索し、実現していきたいと強く考えている。

もっともっと、彼らのような若い人が増えていくことで活気が生まれ、ノウハウや経済力をもった退職後の大人たちが引っ張り上げるような動きを作っていきたい。そして、その枠組みを作る動きに自分は貢献できると信じている。



残念ながら予定の関係で映画を観ることはできなかったけど、今日私が知りたいと感じたものは十分吸収できた。そしてまた、事業戦略の重要性も感じた。

良い活動が社会に浸透するためには、やはり事業戦略が欠かせない。どんなヒット商品にもヒットさせるだけの仕掛けがある。この業界にもっとも欠けている部分だと感じている。

この映画の活動については収益性を十分上げることができるだろう。NPOとしてやる方法もあるだろうけど、できれば営利企業としてスピーディーに流行らせてほしい。映画というのは、人が「場」に集まる理由としては十分なのだ。


どんどん活躍してほしいですね。



※6月4日追記
屋外映画館の問題として、音量(騒音)の問題が取り上げられることがあるけど、昔ながらラジオチューナーを使った音声配信であればスマホユーザーも多いし、イベントの幅も広がると思う。集中したい人はノイズキャンセリングのヘッドホンで視聴し、話しながら見たい人は通常通り生(なま)の(スピーカー経由の)音声で視聴したり。と、こんな話は酒を飲みながらが一番調子良かったりします(笑)
 
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