そこで、
- 規約的にありかどうか
- 質的にありかどうか
という2段階で考えてみました。
規約的には問題がなさそう
まずLINE利用規約を見てみると、禁止事項として「営業、宣伝、広告、勧誘、その他営利を目的とする行為(当社の認めたものを除きます。)・・・その他本サービスが予定している利用目的と異なる目的で本サービスを利用」することが規定されています。
この点、「営業」という言葉が用いられてはいますので仕事で使ってはいけないのではないかと一瞬躊躇を覚えるところですが、その後に「宣伝」「広告」というように具体的な行為を一般的な表現で書いている点、法人パートナーサービスが宣伝用に設けられている点からすると、仕事でお客様とLINE通話することは禁止されていないと見ることができるでしょう。
同様にSkypeにおいても仕事で無料通話をすることは禁止されていないようです(固定電話や携帯電話と通話する場合は有償のサービスになることは個人利用と同じ。)。
050plusについては、もともと月額315円の基本料金が必要で、各種電話と通話する場合の料金もかかりますので、一般的な電話と同じですね。アプリで起動する安い電話という感じですかね。
このように、規約を改めて見ていくLINE・Skype・050plusとそれぞれ個性があるなぁという印象ではありますが、仕事で使うことは(通常の範囲内であれば)問題なさそうですね。
質的には・・・客層とワークスタイルによる?
さて、私はこの3つのアプリをiPhoneに入れて、実際に仕事でも使っておりまして、いわゆる「固定電話」というものを仕事で取り入れていません。
この点について「固定電話じゃないと信用できない」との印象を持つ人はまだまだ多いと思います。感覚的には分かる気がしますね。やはり地に足を着けた仕事をするならば、電話も固定であって然るべき・・・というような考え方は依然として定着しています。
ではなぜ私がこれらのアプリとせいぜい携帯電話番号しか使っていないかというと「必要ないから」としか今のところ言えません。
第一に、私は電話で新規のお問い合わせを受けることを望んでいません。フリーランス的に仕事をしていると、いきなり電話が来ても対応できないケースが非常に多いものです。
第二に、最初のお問い合わせがメールであってもお客様は困らない、というのがあります。メールはiPhoneでもiPadでも見れますし、プッシュ通知されるので電話に準ずるレスポンスが可能です(そもそも電話にでれない状況の時はメールも返せないことが多いものです。)。
第三に、通話品質は特に不満がない。せいぜい電話が途切れることがたまぁにあるくらいです。もちろん「途切れるなんてあり得ない」とも思いますが、そういうもんだと考えれば、そしてメールで良いじゃないかと考えれば、大した問題ではありません。
私の場合、ブログ経由だったり、twitter経由だったり、Facebook経由で最初のお問い合わせをいただくこともありますし、それで困ることは全くありません。個人情報もかなり出てますし日々の行動もtwitterなどで見えていることが多いので、特に若い世代の方々は固定電話番号の有無にそこまでの執着はないんじゃないかなぁと感じています。
現在は名刺に携帯電話番号を載せているんですが、次回新しく作るときには携帯電話番号も載せないでしょうね。そのかわりTwitterアカウントやLINE・SkypeIDは絶対に載せます。
以上はまだまだ一般的な考えではないと思います。それに士業としてどうなの?という点もなくはないですが、・・・あまり気にしてません(笑)
固定電話を使わないとリーチできない客層(お年寄り、メールを使えない人、大きめな会社など)は確かにあると思いますし、多いとも思いますが、それで全然構わないと思います。全方位的に開く必要はないんじゃないかと。この点はまた考えたいと思います。
LINE絶好調ですね。無料のサービスでここまで課金できるなんて。いまだにスタンプはデフォルトのままという私・・・。もうスタンプすら使わなくなりました。
LINE事業の業績開示 1~3月期に売上高58.2億円 - ITmedia ニュース