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2013年5月21日

「社会貢献による付加価値」(1) 価格戦争に巻き込まれないために


中小企業がアウトソーシングを受けるとき、価格競争だけに巻き込まれないようにするには「付加価値」の創出が必要です。その付加価値には、スピードや安全性、社会的評価を上げる、広告効果などの点が挙げられるでしょう。

しかし、競争力のある市場でスピードや安全性で勝負するには、なかなか厳しい現実もあります。そこで、もっともリスクが少なく、コスト負担も場合によってはほとんど必要としないのが「社会貢献」です。







5月20日の日経新聞で「中小・ベンチャー、業務受託で持ち味競う」という記事がありました。業務受託すなわちアウトソーシングを受けることについて、活躍中の企業がどのような付加価値を備えているかを紹介する記事なんですが、ワンストップで対応することなども紹介されています。

要は自社で全ての事務作業をしようとすると事務コストが多くなってしまうため、専門の業者に依頼をかけた方が、(専門業者はその分野についてノウハウを持っているため)効率的かつ低コストで進めることができるということで、アウトソーシングを利用するメリットがあるわけです。
また、同コストで進めては自社では実現できないような価値を生み出すときも、アウトソーシングするメリットがあります。


このように書くと少しハードルが高く感じてしまいがちですが、地方の中小企業が勝負するために、今なら「社会貢献性」というのは強い付加価値になります。そこそこ大きな企業であっても、余程大きな広告を打たない限りは消費者の認知度は高まりません。しかし、中小企業が社会貢献活動を行う場合には、その活動に関係する地域住民との関係が深くなるため、広告費を割いてもPRできない対象に訴求することが可能になります。

ただ一口に「社会貢献」といっても、付加価値としての「社会貢献」を自社だけで完結させることは時間的にも労力的にも見合わないでしょう。休日に皆で地域のクリーン活動をしよう!と考えても、しょっちゅうやっていれば従業員が辞めてしまいます。


そこで、もっともお勧めしたいのが地域活動との関わりです。
この地域活動との関わり方については、気を付けなければ何にも得られないことになりかねませんので、次回は「地域活動との関わり方」について書いてみたいと思います。






今じっくり読んでいる本。
たくさんのヒントが詰まっているので、後ほどレビューをしっかり書いてみたいと思います。




 
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