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2012年10月22日

日々の練習が不可欠!エレベータートークをモノにしよう!!


皆さんは自分の思いを必要なときに限られた時間で表現できますか?ビジネスの場面に限らず、「今この瞬間に伝えなければ!」という場面は時々訪れます。その瞬間(=チャンス)をモノにできるかどうかは、日々の準備にかかっているのです。(-Blogging Worker's Style)


昨日、茅ヶ崎市の「新しい公共の担い手ブラッシュアップ事業」の一環として催されたセミナーに参加してきました。

今回のセミナーのポイントは「マネジメント」と「共感」の二つ。そしてこれらは独立して存在するのではなく、相互に影響し合い車の両輪として機能して初めて事業がうまく回ります。

前者の「マネジメント」に関しては多くの著書がありますが、後者の「共感」は分かっているようでなかなかそれを得る努力の仕方が分からない、という人が多いのではないでしょうか。


エレベータートーク


「エレベータートーク」という言葉はご存知でしょうか。エレベーターに乗っている程度の短い時間に、短いプレゼンを完了させることを言います。ベンチャー起業家が大口の資金調達を目的に、投資家に対してエレベーターでプレゼンをし成功したという話しに由来する言葉です。

私たちの周りにはたくさんのチャンスが転がっています。このチャンスをゲットし続けること、それがまさに事業の継続なのだと思います。

今挙げた起業家は、偶然エレベーターに乗り合わせたのではないと言います。つまり、完璧な準備をしてエレベータートークを実現しているのです。それぐらい攻めの姿勢も、この社会で生き抜くためには見に付けなければならないかもしれません。



「あなたの強みは何ですか?」

「あなたの目標は何ですか?」

「あなたの事業を応援しなければならない理由は何ですか?」



こういった質問に対して1分間でプレゼンできるように準備をしておけば、一歩も二歩も周囲の先に行けるはずです。


エレベータートークのコツ


さて、このエレベータートークをどのように身に付けるか?セミナー講師のイノウエさんは次のように言います。


全てをわかってもらおうとしない


「私はリンゴが好きです、レモンも好きです。秋はやっぱりサンマですよね!それにビールも好き。ビールはアサヒも好きだけど、一番はキリンかなぁー・・・」と、アレコレ情報を詰め込んでも、相手に伝わるのはそのうち何%かに過ぎません。

大切なのは「一番伝えたいことをきちんと伝えること」です。

そうは言ってもあれもこれも大事なんです!という考えもあると思いますが、それは次の機会にゆっくり話せばいい。まずは一番伝えたいことをきちんと相手に訴えかけることが大切だということです。


最大の目的=興味をもってもらうこと


伝えたいことを明確にして、次に注意すべきは「エレベータートークの目的は相手に興味を持ってもらうこと」とイノウエさんは言います。

あらゆるプランは、それを計画する人の思いがたくさん込められており、気が付くと誰もがその思いのいくらかは既に理解してくれていると考えがちです。しかし、大抵その期待は覆されるもの。相手は私の考えなど全くもって興味がないのです。そこがスタートです。

だから、伝えたいことを相手に理解させようなんてことは、相手からしてみれば「グイグイ出過ぎ」ということになりかねません。

ファーストステップは「お、面白そうじゃないか。もう少し話を聞いてあげよう。」と思ってもらうことです。分厚い資料を渡して丁寧に話すのは、次の機会で良いということです。


練習場でできないことは試合中にできない


スポーツの世界では当たりまえのことですが、試合(本番)で実力を出すためには、膨大な練習量が必要になります。

エレベータートークも同じで、いきなり気の良いことを言おうとしても上手くいかない。大切なのは日々練習をして本番に備えておくこと、イノウエさんは言います。






以上、セミナーの中で私がとても「うんうん」とうなづいていたポイントをご紹介しました。

私も営業活動をしますが、上記の点はいずれも出来ていないなぁと痛感しています。だから、相手と話しをするときも「代書屋さんです」とか「許認可を代行するんですよ」なんて会話をしつつ、「あぁ、分かってもらえないよなぁ」と感じるわけです。

その点を「行政書士って認知度が低いから・・・」と考えてしまいがちなのですが、そうではなくて、大切なのは「短い時間で相手にどのように興味を持ってもらうか」という準備をきちんとしておくことなんですよね。


皆さんはビジネスに限らず、日々このような準備をされていますか?

遅過ぎることはないはずです。今日からお互いまた頑張りましょうね!

 
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