Loading...
2012年7月4日

スペインのパートナーシップ事例をシェア

Google+のタイムラインで良い動画が共有されていましたので、このブログでも皆さんにシェアしたいと思います。

現在、企業とNPOのパートナーシップ(協働)について、イベントに参加したりNPOの理事の方とお話しをさせていただく機会が増えてきているのですが(企業サイドはまだ少ない)、根本的な問題点としてパートナーシップのイメージがほとんど描かれていないことが挙げられると思います。

なぜ一緒にプロジェクトを実施するのか。
まずはその部分をクリアにしなければなりません。



それはお互いの強みを活かして、付加価値を創出するためなのですが、そのためには自分たちの強みと弱み(というか課題)をきちんと整理し、お互いの目的達成にお互いを利用するという関係性がなければなりません。


逆に言えば、その強みと弱みがはっきりとしていて、信頼できる相手なのであれば、その相手の組織力などというのは割とどうでも良かったりします(単発的なプロジェクトの場合)。


相手の強みを自分たちに取り込むためにパートナーシップを行うわけですから、まずは自分たちの強みをきちんとアピールできるようなブラッシュアップを行うのが、パートナーシップを希望する企業とNPOの双方のやるべき点なのだと思います。


同時に、パートナーシップは「リスクをどのように分担するのか」という視点も重要になりますので、この部分は専門家に相談しながら「お互いの強みを活かした、リスクの少ないプロジェクト」を小さな規模からはじめてみるのがお勧めです。


今回シェアする動画は、スペインの広場で演奏者が徐々に集まってオケをカタチ作るという演出です。









人が集まる広場でプロの演奏者が集まりゲリラ的に演奏を行う。広場が一瞬でコンサート会場に様変わりし、そこにいる人々も演奏者も皆同じ服装で空間をつくる。

果たして、演奏者はボランティアとして演奏しているのか?違いますね。この動画は、スペインのSabadellという銀行のコマーシャル映像なのです。

銀行のコマーシャルなのに、おカネの臭いが全然しませんね(笑)

おカネのある銀行と、芸術家(演奏者たち)のパートナーシップ事業といえるでしょう。

日本でも、このような発想で様々な人を巻き込んで付加価値を創出し、参加する全ての主体にきちんと経済的なメリットが生まれるパートナーシップ事業が増えることを期待してます。
 
TOP