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2013年4月11日

マッチングプロジェクト再考に『ノーリスクで儲かる仕組みをつくる「コラボ」の教科書』



私はNPOにも所属して、企業とNPOとをかけ合わせていくプロジェクトを進めています。しかし、言うは易しというもので、なかなかその効用というか意義みたいなものが伝わらない。やっている私たちも具体的に「じゃあどうすれば」というところでこれまでも模索してきました。

が、そろそろ私の中では答えは出てきています。ということで、今回は一冊の本をご紹介します。その名も『ノーリスクで儲かる仕組みをつくる「コラボ」の教科書』。(― Blogging Worker's Style)







まず先に断っておかなければならないことがあります。それは、マッチングなんてそんな簡単ではないってこと。国の政策とか見てると、「中小企業と専門家をマッチングさせる」なんてことがサラッと書いてありますが、「それどうやるの?」みたいなことは全然説明されていません。

普通に考えて、A社とB税理士が出会って「はいマッチング」なんて話ではありません。

常日頃から感じているんですが、専門家と呼ばれる人を一般の人はどうやって選別するかというと、「紹介された」「男女」「年齢」「応対」「フットワーク」とかその辺でしかなくて、当該専門家と呼ばれる人が優秀かどうか、はたまた自分の会社にマッチしている人かどうかなんて全然分かっていない(判断がつかない)ケースが圧倒的に多いのです。

同様に、A社とB社が組もうとしても、自分たちが何を欲していてどうやってマッチングすれば期待する効果を上げられるのか、ということは普通分からないもので、結果的に話し合うだけで終わってしまったり・・・


あなたの強みは?どんな課題を抱えているの?何を目標としているの?


こういうことがきちんと明らかにされて初めてマッチングの話しに進みます。


この『ノーリスクで儲かる仕組みをつくる「コラボ」の教科書』は、そういう基本的な部分を分かりやすく解説している本です。専門性はないけど、普通の人はこの本に書かれていることだけひとまずきっちり理解すれば十分。それ以上に細かなことは、かえって全体像を見失うのでこういう基本的なところを実践すれば良いのだと私は思います。

それ以上に細かい話になれば、さらに必要な知恵を持った人を調達すれば良いのです。


今進めているマッチングプロジェクトが上手くいくかどうかは、スタート段階の「自分たちのたな卸し」と「可視化」です。これらを徹底して推し進める。まずはそこがスタートです。そこに「企業」とか「NPO」なんて括(くく)りは全く関係ない。そう思って全力投球です。


攻めよう!







 
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