「出会うこと」まずはそこから
今夜の「踊るさんま御殿」では“合コン”がテーマになっていました。私も学生の頃には何度か参加したことがありますが、慣れている人もいれば全く慣れていない人、警戒している人もいれば完全にオープンな人もいるもんです。結局、楽しんで次につながる人もいれば、一次会が終わってすぐ帰ってしまう人もいる。付き合って結婚までする人もいます。
出会いのきっかけが合コンと言うのは恥ずかしいので「お食事会」などとオブラートに包むことがありますが(笑)、披露宴などでそのようなキーワードが出ると、大抵の人の頭には「合コンかな?」という推測が立つ。
私は、別に何でも良いのではないかと思っています。それがナンパでも紹介でもクラスメイトでも合コンでも。大切なのはその後だから。
これって、“営業”でも同じようなことが言えるんじゃないかと考えています。営業と言っても、その形態はさまざま。飛び込み営業を得意とする人もいれば、電話営業が得意な人もいる。交流会などの飲み会で仕事に結びつけるのが得意な人もいます。大切なことは「出会うこと」であって、出会ってからはどちからに転がるもの。
場合によっては、相手に不快の念を与えてしまうかもしれない。反対に、ちょうどそういう出会いを求めていた!って人もいます。それがどちらに転ぶか分からないけど、少なくとも最低限の礼儀をわきまえていれば、そこで失うものは取るに足らないものでしょう。他方で、その営業を潜在的に求めている人にとってはとてもラッキーなことだったりもするわけです。プラスの効果の方がマイナスの効果より大きいわけです。
私がお世話になっている人はこう言います。
「飛び込みが一番効率が良いんですよ」と。
私は全くもって賛同できないのですが、その人を見ていると本当に飛び込み営業が一番効果的な営業方法のように見えるのです。それはその人に一番合っている方法だからでしょう。その人の性質に適した方法なのです。ガッツとか執念とかいろんな要素はあるでしょうが、何よりもその人に適した方法だからだと私は考えます。
だからといって、それが私に適した方法かと言うと残念ながら違うわけです。持っている要素が全然異なるからです。
大切なのはまず「出会うこと」です。
出会わなければ何も始まりません。プラスもマイナスも何も生まれません。
その出会いを作るための自分に適する方法を把握し実践する人だけが、次の可能性に勝負できるのです。