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2016年1月2日

自分の仕事を改めて考えた|必要な分だけ提供させていただくカタチに




新年明けまして誠におめでとうございます。
昨年は業務多忙が行き過ぎてしまい、大変多くの皆さまにご心配とご迷惑をお掛けしてしまいました。2016年度は、昨年の反省を存分に踏まえて、自分の管理能力を高める一年にすると共に、事業の組織化に本格的に乗り出すことといたします。

自分のキャパシティーや能力を高めることはすぐにできるものではありません。特に、年齢を重ねていくと柔軟性は無くなり、地域の活動などをしていると人脈は増えますが、専門性は希薄化していく傾向も身に染みています。

何かを得ようとすれば、何かを失う。当たり前の摂理の中で、どんな人生を歩むのかは、選択権がある自分によってきます。


1.行政書士として活動する意義を今一度考える


専門家といわれる人は既にたくさんいる。多くの課題は、その専門家にアクセスできていないことに解決できない根本的理由がある。また、課題の解決策は、専門家といわれる人に丸投げするか、自分で一から実施するかの2択ではなく、その中間的なものが本質的に必要ではないか。

これがそもそもの私自身の課題認識です。この課題認識に基づき、行政書士として活動することを誓いました。

しかし、実際には士業の市場というのはまだまだ未開拓なところがあり、誰かがやっている活動をそのまま自分もやっていくことができる環境があります。そうすると、私が認識していた課題にアプローチせずとも職業として十分やっていけてしまうところがあり、結局のところ、私だからやれる、私だからやらなければならない仕事にチャレンジできていないことに気がつきます。

なんとなく、そのような中途半端さが自分の中から拭い去れず、日々の仕事に忙殺され、2015年度は一瞬で過ぎ去っていきました。


2.自分のミッションとは


このような状況において、私は自分に問います。「北川事務所を潰すためにはどうすれば良いか?」と。すると、極めて簡単な答えが出ます。それが次のステージなのだろうと。

「仕事とは、課題を解決して新たな価値を生み出すこと」と定義できると思います。

課題というのは私がこうあるべきだと考えるものではなく、既に存在するニーズをあぶりだすことがスタートにあって、そこを外してしまうと啓発活動からしなければならなくなってしまいます。しかし、ビジネスという視点で考えるときは、ただの啓発ではなく、具体的に認識されている課題に対するアプローチでなければなりません。

たとえば、「朝食を食べなければならない」と言われることがありますが、その必要を認識していない人に対して「美味しい朝食」を売ろうとするビジネスはなかなか上手くいきません。なぜなら、「美味しい朝食」を食べる前提となる、本人のニーズが無いからです。この場合には、朝食を食べない理由を掘り下げて、朝食を食べなくても必要な要素を補えるような美味しく手軽に取れるサプリメント商品を提供することで、「美容に良いから」とか「体力がつくから」という理由で手に取ってもらえるようになるわけです。

この課題認識をできているなら、行動を積み重ねて失敗することはありません。

私が仕事でチャレンジすべき課題は、本人(会社)の力をしっかりと発揮できる前提作りだと思っています。もしその前提作りが本人(会社)にとって過度に負担になるようであれば本末転倒です。行政書士という資格はこの文脈の中でどのように位置づけるべきなのか、ようやく手に取ってみえるようになってきた今こそチャレンジに乗り出さなければと認識しています。


3.2016年度のミッション


2016年度は、手続をしない関わり方、というものを模索します。本人でできることをなるべくご本人に行ってもらう。その代わり、費用を引き下げる。ただ、それだけではご本人の都合で仕事が進まなくなるケースが増えるでしょうから、きちんと後押しさせていただく管理能力をつけます。

そうすることで、必要な分だけサービスを提供させていただくことができるようになります。
もちろん、丸々御手伝いさせていただくかたちも継続しますが、そういった部分についても分業できる体制を整えます。

いろいろと課題があるところですが、動かなければ何も変えることはできません。


おみくじも大吉を引きましたので、今年は思いっきり走ります。
皆さまどうぞよろしくお願いいたします。






 
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