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2015年10月1日

顧問契約において、果たすべき一つの価値|あなた自身×本業の知見=ブルーオーシャン

外部の人間が、外部の人間として、企業に対してコミットメントする唯一の価値は、「よそ者」ゆえの視座の提供です。


昨夜のヘルシー晩御飯。本題に関係ありません。


私のクライアントは(営利・非営利問わず)事業者であることの方が圧倒的に多く、起業から許認可、資金調達について特にスモール段階から関わることが多いです。本業の行政書士という仕事は、「代書屋」と呼ばれてきた通り、書類を本人に代わって作成することを生業にしてきました。そのため、仕事としてもスポット的なものが一般的であり、企業の顧問というかたちで継続的な契約関係に入ることは、今でも一般的ではありません。

ただ、私の場合は、収入の半分近くは顧問契約によっています。一件当たりの契約は一カ月当たり数万円程度で、関わり方も区々です。①相談ベースのケースから、②事務作業の一部アウトソース的なケース、そして③提案を求めるカタチのケースまで、ニーズは様々です。

ただ、最近は③に関する関わり方が増えてきたなぁというところです。


そういうクライアントの皆さまが求められるのは、行政書士の北川哲也よりも、一個人としての北川哲也の視点だと思います。優れた知見を持つ行政書士の方々は私の周りにも本当に多いです。でも、私に依頼をしてくださる方は、行政書士としての専門性よりも、青年会議所だったり、NPOだったり、行政書士だったり、様々な場に踏み入れて活動している中で見える「私の視点」に期待をしてくれています。


これはとても良いことだと思っています。そういう風に評価してくださることは実にうれしいことですし、そういう活動を目指してきたところではあるのですが、最近特に感じることなので整理することにしました。


もし、例えばあなたが行政書士の方で、顧問契約を増やしたいなぁと望んでいらっしゃれば、是非とも「あなた」の個性に専門性を持たせてみてはいかがでしょうか?食べ歩きばかりしている方は、どんな食べ歩きが楽しいか、どんなお店が魅力的かを、あなた自身の視点でコンサルティングができる行政書士になることもできます。そうすれば、ただの飲食店営業の許認可が得意な方に対して優位性が生まれます。何より、クライアントも楽しく感じるんじゃないでしょうか。

スポーツが好きな人、読書が好きな人、書店が好きな人、お酒が好きな人、サークル活動が好きな人、ボランティア活動が好きな人、一人で活動するのが好きな人、寝るのが好きな人・・・挙げていけばキリがないと思いますが、それらを自分の本業にどのように掛け合わせるかがポイントです。


以上のように、あなたの個性がコンサルティングの視座となり、行政書士としての専門性が素人知識との差別化になる。その結果、よく言われるブルーオーシャンがフィールドとなるのは間違いありません。


こうやって考えると、改めて日々の勉強と、情報整理、時間管理がライフスタイルの要(かなめ)になってきますね。このブログで頭を整理させながら、徐々に知見の深掘りをしていけたら素晴らしいですね。


なお、最後に紹介する書籍は10年ぶりの新版で話題のブルー・オーシャン戦略という書籍。近々、このブログでも書ければと思いますが、ブルーオーシャンについて触れた今回、ご紹介させていただきます。








 
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