2014年11月29日

自分だけペーパーレス化しても意味ない



最近になってようやく理解できたのですが、ペーパーレス化が真に威力を発揮するのはコミュニケーション手段がペーパーレス化したときなのだ、ということ。

断捨離ブーム

断捨離(だんしゃり)とは、不要なモノなどの数を減らし、生活や人生に調和をもたらそうとする生活術や処世術のこと。
ウィキペディアを見ると、こんな風に定義されていますが、極めてパーソナルな意味合いで使われている言葉だということが分かると思います。私自身も、断捨離を開始したのは2009年で、数百冊の書籍をPDF化したのが最初でした。データにすれば、どれだけ重い書籍も何冊でも持ち歩ける、OCRを使えば情報は検索すればよい、何よりも、物がなくなることによって得られる精神的なゆとりが一種の快感になったわけです。

巷でも大量の断捨離啓発本がバカ売れされ、断捨離コンサルタントなる仕事まで登場した始末。時代がアナログからデジタルに切り替わっていく大きな節目とも言えるかもしれません。

SNSの流行はまだ一部・・・

この断捨離が進み、企業も情報管理を電子化することが増えてきて、それはプライベートなところから仕事というパブリックな場面にも浸透し、一般の人々までもが「合理化」にこだわるようになってきました。それがやはりこの5年くらいが顕著でしょう。

スマートフォンのアプリにも「仕事効率化」なんて言葉でカテゴライズされたものが、おそらく一昔前ならそんなものの人気はなかったでしょうが、今では常にランキング上位にこのジャンルが食い込みます。

企業人の会話にもLINEやSkypeといったチャットサービスが使われるようになって、今は社内SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)も大きな産業になっています。

この流れは、コミュニケーションのカタチに実は大きな変化を生み出しています。
というのも、従来は情報のやり取りは、お互い思うことを相手に投げて、それを受け取った側が考えたことを投げ返す、キャッチボール型のコミュニケーションだったわけですが、デジタル時代においては、自分で考えているプロセスも相手に伝わるような「共有」型のコミュニケーションに大きく変わろうとしています。社内SNSも活用の仕方は企業それぞれでしょうが、真に威力を発揮するのはプロセスの共有においてなのです。

まだまだこの流れは一部に過ぎませんが、断捨離というのはその現象が一部表出したことを意味するんじゃないかっていうのがふりかえったときの私の感想です。


それを望む自分から周りを変えていこう

なんでこんな話しを書いているのかというと、この流れは私自身も大変歓迎しているところである一方、自分だけ断捨離していても仕事の効率化というのは小さく、関わる相手の人たちを皆さん自分と同じ感覚にしていく必要があると、絶望的に実感したからです。

考えて、まとめて、共有する、というプロセスではなく、考えていることがそのまま共有される、手元にある情報がそのまま共有されている、というレベルを実現したいと考えている以上、それは何よりも自分自身から近しい人を変えていくしかないのです(←今自分に言い聞かせてます)

会議のときに、紙資料を配るなんてもうよそうよ、紙が好きってことと会議を効率的におこなうってこととは全然違う話だよ、というかそもそも会議というカタチすらそんなしょっちゅうやってる場合じゃないよってことを、まずは自分から小さなインパクトを起こさないと、と思いを新たにがんばります。。



2014年11月12日

衆議院解散なるか|僕らは何を考えるべきか

この数日で衆議院解散の機運が急上昇しています。いわゆる「政治とカネ」の問題が表面化し、足を引っ張る要素が増えてきたことに加え、政策の中心ともいえる消費税増税や安全保障政策という国民の議論が必要なテーマを乗り越えるために、国民の支持をきちんと取り付けておきたい(逆に言えば、ここで政策提示をして信任を得れば、ことは一気に進む。)というのが本音でしょう。

他方で、現政権にとって野党はもはや相手になっておらず、ここで与党を手中にしたいという戦略的な意図もあるといわれています。

このような状況下で、僕ら国民が考えるべきことは何なのでしょうか?


今回選挙となれば、もはや結論は安倍首相のシナリオ通りに進むでしょう。つまり、相当程度に来年以降の動きが具体的に見えてくるということです。

そして、それは別に選挙をせずとも変わりません。

国民の真意を問うとしつつも、実際には政策の正統性を裏付けることによって推進力を得ることが目的ですから、600億から800億円近い税金コストをかける必要が果たしてあるのかどうかという疑問はあります。


しかし、こんな選挙をするかしないかについて僕らが考えることは生産的ではなく、考えるなら現政権の内容を改めて見つめなおし、これからどんな選択を個々人が取っていくか。選挙をするのであれば、そういうことを考える機会にしないといけないと思います。

10%に消費税が上がることが分かれば、1年後にはどんな変化が待っているのか、とか。自分の仕事はどのような影響を受けるのか、とか。消費税が上がることで、福祉が向上して、家庭の介護負担などが下がるんじゃないか、とか。安全保障政策の影響で、領土や領海問題にどのような影響が生じるのか。その場合に、僕らの食卓はどんな変化を迎えるのか、とか。

考えていくと無限に広がりうる問題ですが、結果において僕達はあまり未来を考えないで日々をすごし、政治を眺めているのみのような気もします。


とりとめもない文になっておりますが、どうせ選挙するなら、なんだか勢いだけで進んでいる現在の空気を精査するには良い時期としてポジティブに捉えたいですね。


(それでは。)

2014年11月11日

Evernoteと日本経済新聞の連動って興味深すぎる



日経平均が大幅に伸びている状況に、市場は増税回避を期待しているのをとても感じつつ、衆議院がここで解散されると個人的に忙しくなるので少しモヤモヤしています。

とはいえ、今朝のこんなニュースに個人的には気持ちが高揚しました。


エバーノートと日経、資本・業務提携 電子版を活用


曰く、

「提携によりエバーノートの利用者は、文書を作成する際に文書の内容に関連した日経電子版の記事の自動配信サービスが使える。
 日経電子版の読者は記事を閲覧しているときに、エバーノートで作成・保存しておいた文書から記事に関連する情報、名刺などを自動的に表示できるようになる。」

すごく面白いですね。

日経電子版とEvernoteも有料会員になっていますので、こういう相乗効果は素直に嬉しい。どの程度活用できるか分からないけど、メモ帳と新聞とが勝手に連動してくれれば、アイデアと実務がどんどんつながる可能性もあります。

メモすればするほど、自分のアンテナは感度が高まるわけですから、ますますiPhoneが手放せなくなりそうです。


2014年11月10日

茅ヶ崎北陵高校の同窓会定期総会というものに参加してきました、という話し。


久しぶりの投稿です。最近は仕事だけでなく、ボランティア活動も忙しく、それなりに充実していますが、まぁ忙しい。とはいえ、人との出会いの中で磨かれる感性は多く、その機会に溢れている今はとても幸運だなぁと思います(^^)

さて、昨日は母校である神奈川県立茅ヶ崎北陵高校の同窓会定期総会なるものに参加してきました。


同窓の人はご存知かと思いますが、現在、北陵高校は仮設校舎にて授業が行われています。理由は、重要な遺跡が見つかってしまったから。地域にとっては重要な観光資源にもなり得る遺跡。でも、OBや学生からすると、複雑な気持ちを抱いている人も少なくありません。

同窓会というのは、ようするにOB会なのですが、その本来的な役割がどこにあるかはまだ分かりません。でも、皆それぞれに熱い思いをもって総会に訪れていたように思います。

僕にできることがあるのかどうかは分からないけど、最高に楽しかった高校生活を、現在そして未来の北陵生が同じように味わえる環境を守りたいですね。


現在の仮設校舎。



青春時代を謳歌したサッカー部の部室が入っている部室棟。今の僕はここで最もつくられたと言えます。

がんばれ、高校生!


(それでは。)