2012年9月30日

まずは強いコンテンツを|ランチェスター経営をコンテンツに


同じようなサービスがたくさん存在しながら、その中でヒットするものとヒットしないものとに分かれてしまう、その理由を皆さんはどのように考えているでしょうか?

それほどでもないサービスでありながらA社にはたくさんの注文が入るのに、秀逸なサービスを提供しているB社には全然注文が入らない、という例は世の中にいくらでも存在します。

このことについて、ライフハッカーで分かりやすい記事が掲載されていましたので、シェアしたいと思います。



サイト運営において大切なのは「ヒットコンテンツ」を作り出すこと~Webビジネス論 : ライフハッカー[日本版]
ヒットコンテンツ(サービス)やヒットアイテム(商品)を生み出すことが、ブランド認知へと繋がります。これはWebビジネスに限らず、リアルビジネスにおいても変わらない、原理原則のひとつです。 ...



この記事では、Webビジネスにおいては一つのヒットコンテンツを作り上げることに専念し、それに成功すれば一気に他のコンテンツに効果が派生し、サイト全体のヒットにつながると述べています。


人はまずコンテンツを知ってから、ブランドを知るのです。最近の例でいえば、怪盗ロワイヤルを知ってから、モバゲーを知り、モバゲーを知ってから、DeNAを認知する、というような感じでしょうか。


何気なく読んでいた記事ですが、納得ができます。たとえば、ブログのアクセス数を上げることの記事はとても多くありますが、それらが語るところは「ヒットする記事を書いたことがアクセス数を劇的に上げるきっかけになった」ということです。そのヒットする記事を生み出すまでの過程で、毎日更新をして数多く打ち込むタイプと、毎日ではないけど定期的に更新しながら、一つ一つの記事のクオリティーを上げるタイプと様々いるわけですね。

ブログに関しては下の本がバイブル的存在として広がりましたが、そこで書かれていることを一言でまとめると、ヒットコンテンツをまずは生み出すということ点に集約される気がします。





さらにお笑い芸人についても同じ現象が認められるような気がします。同じネタをダウンタウンの松本さんが話すのと、無名の芸人さんが話すのとでは、(テクニックの差もあるでしょうが)「笑わせてくれる」ということに対する期待度が全然違います。松本さんのネタには一定のクオリティーがあると私たちが感じているからこそ、笑いに至るまでのハードルが低いのではないかと思うのです。ブランドというのはそういう信頼を指すわけです。

だからそういう「信頼=ブランド」を作り出すためには、ヒットコンテンツを作り上げる必要がある。

そうやって考えていったとき、私自身の事業ももっと限定的に攻めるべきなのかなぁと感じます。地域的に全国相手ではなく神奈川県、そのなかでも湘南地区というように、小規模事業者は的を絞った方が良いと言われますが、コンテンツの幅(量)も同じことがあてはまるでしょう。

特定のポイントで大勝ちすることが、事業全体を大きくすることにつながる。
いろいろな話がつながっていく気がした記事でした!



極限まで追い込む、という方法|新しいステージに上がる時期



優秀な学歴を持つ人が仕事で成功するとは必ずしも言えない理由について、過去に一度私なりに考えたことがありました。


Blogging Worker's Style: 「考えすぎて動けなくなる」ことを避けるには、開き直るしかない
年齢とともに経験や知識を積み、それらに照らすことで、次第に物事の筋が見えてくるようになります。見通しがつくということです。 ...





リスクに対する見通しが相当程度に高く、リスクを回避し続ける結果としてチャンスを失っている、という発想です。

この考えの当否は別として、「うーん、そうかもなぁ」と感じていただけた人も多いのではないでしょうか。とはいえ、じゃあ開き直ればすぐに活動的になれるか?というと、そんなに簡単に済むかと言えば、んなこたない!って話になるのが普通です。そんな簡単に割り切れれば、もともと動けているはずだからです。

じゃあ、どうすれば良いか?

そのことについて、シゴタノ!で佐々木正悟さんが、ノマドワーカーの「不安との戦い方」についてとても率直なことを書いており、共感できる部分がありましたので、少し長いですが引用させて頂きます。



シゴタノ! ノマドワーカー第0章:最終回 ありきたりな不安との戦い方
今回で第10回、最終回となります。最後のテーマは「不安との戦い方」です。 ノマドワーカーを続けるというのは、不安とずっと格闘 ...





彼はノマドワーカーが不安を抱えていること自体は「理に適った」ものとして、肯定的に評価しつつも、その不安についてマンガで解消(不安から注意をそらす)することを紹介しています。しかし、それでも解消できないレベルの不安についてはチャンスと考えるべきと言います。


・・・不安がチャンスというのは、実際にはその通りなのです。追い詰められると価値基準がクリアになって、行動に迷いがなくなります。具体的にいえば、ネガコメなど歯牙にもかけなくなります。というよりもかける余裕を失うのです。だから仕事がどんどん進みます。同じような理由から、やって直接生産性に結びつかないようなタスクは、無条件で削除できます。だから生産効率が劇的に向上します。人に何かを言われたりするのを気にしたり、それへの反論を心の中で作るのは、それができる余裕があるからなのです。本当にそんな余裕がなくなると、一瞥して却下できます。心はそういうことを本来できるものなのです。そしてそういった心の有能性を記憶に留めておくことは役に立ちます。また幸運にも余裕を取り戻したら、またグジグジと悩むことになるわけですが、それは余裕があるからこそしていることだと気づくことができるからです。


私はノマドワーカーではありませんが個人事業主ですので、この考え方には強く共感します。個人で仕事をする場合、自分を守ってくれる人・会社というものは存在しません。うまくいくときは自由を感じられて充実感も大きいですが、物事は上手くいかないことの方が多く、シンドイなぁと感じることは少なくありません。

とはいえ、経済的に余裕があるうちは「あんなこともしてみよう」とか「これは他人に迷惑がかかるからやめておこう」という具合に、いろいろと頭の中で方法論を検討します。で、結局冒頭に紹介した「考え過ぎて動けなくなる」という状況に陥ります。

これを打破して新しい自分に脱皮しようとすれば、正直なところ「極限まで自分の状況を追い込む」という方法を採るのが手っ取り早い気がします。止まっていたら死ぬ!くらいの状況にするのです(笑)

もちろん少し大げさな話ですが、それでも借金をあえてしたり、大きな買い物をしたりすることで自分に負荷をかけてお尻に火を付ける経営者は少なくありません。個人的な話ですが、私の父はサラリーマン時代に自分の成長速度が止まってきたと感じるたびに、職を変えてきました。大体4~5社くらい転職し、その都度それまで以上の収入を得られるようにして、新しい地で自分にプレッシャーを与えていました。

個々の仕事観によって、このような考えに全然賛成できない人も多いと思いますが、どちらかというと私も自分が立ち止まりやすいタイプの人間なので、プレッシャー(負荷)を与え続ける人生を歩み続けるのだろうと思います。

本音を言えば、穏やかに生活したいですけどね・・・笑


2012年9月28日

電子書籍の検討|知的資産経営報告書の活用と出口として


事業者が情報発信をするとき、媒体としてホームページやパンフレットの作成などが一般的に利用されています。最近では、SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)の利用も欠かせず、企業は情報発信と同時にコミュニケーションが大切だと言われています。

ただ、いずれの媒体も利用しているにも関わらず、残念ながら思うようにマーケティングができないと感じるのが、おそらく圧倒的多数の事業者ではないでしょうか。

その原因として、そもそも情報発信のやり方がまずかったり、デザイン性の問題であったり、情報の拡散の仕方であったりと、いろいろ考えられます。しかし、本業をこなしながら理想的な情報発信もし続けられるほど企業の体力が十分なところは少ないですよね。

実は今、私自身がかかわるNPO法人でも、情報発信のあり方について議論がなされることがあります。NPO法人は寄付を集められるような情報発信が必要だと言われますが、震災などを除いて平時に寄付を集められるような情報発信はそう簡単ではありません。
そこで、企業とNPOとがコラボレーションすることで、企業にとってはソーシャルビジネスの切り口として、NPOとしては事業の継続性を確保することが期待されています。私もそのNPO法人で一緒に、段階的に湘南地区のNPOと企業とをマッチングさせられるような土壌作りに励んでいるところです(来年から本格始動)。

しかし、理想を語るのは簡単ですが実際には様々な課題が山積みです。なかでも、企業にとって「NPOとは何ぞや?」という根本的な問いが根強く存在しており、そこを十分に解消することが先決問題であると感じています。

NPOとしては「社会的課題の解決」という大義名分を背負っているわけですが、抽象的なことを言ってても人や会社を説得することはできません。そのため、一般企業で導入が進められている『知的資産経営報告書』を活用できないかとこっそり考えています。

※「知的資産」とは、人材、技術、組織力、顧客とのネットワーク、ブランド等の目に見えない資産全般を指し、「知的財産」を包含する概念です。

知的資産という目に見えないNPO法人自身の「魅力」を、見える化してレポートとしてまとめるわけです。会社案内などと何が違うのかというと、単なる外向きのPR文書とは異なり、法人内の一体感の醸成や事業承継の重要な材料になると位置付けられています。

『知的資産経営報告書』の導入については、今後一般の中小企業への導入も加速できればと、経済産業省がポータルサイトも立ち上げています。



知的資産経営ポータル(METI/経済産業省)







私としてはNPOの業界で、個々の法人にあまり大きな負担がかからない程度に、他方で定性的になりがちなNPO活動の魅力をいかに定量的に「見える化」するかという観点から、個々の法人に紹介していければと考えています。もちろん、本業は「手続屋」なので、こういう部分は「付加価値」的な位置づけですね。

で、その「出口」として、電子書籍化を検討しています。

もともと興味のあった電子書籍の分野で、とりあえず「作成」のノウハウくらいきっちりと身に付けておけば、いろんなところで利用できるんじゃないかなぁと考えています。単にPDFとして公開することも良いんですが、ちょっとカッコつけたいじゃないですか(笑)


そんな考えでネットで見つけたのがこちらの「UPUB(ユー・キャン・パブリッシュ)」というサイト。

私はこのサイトを初めて知ったんですが、結構面白いなぁと。
どの程度の電子書籍化が可能なのか、ちょっとよく分からないですが、使ってみて後日レポートなんてできたら良いかなぁと思います。

これが厳しければ、有償のサービスを利用することも検討中。ただ、こういうのを作りたいっていうオーダーが来てからかな。

オススメのサービスなどがありましたら、教えてください。



2012年9月26日

中古品ビジネスと古物営業許可|NPOも許可は必要です



日本にはたくさんの「中古品」を取り扱う事業者が存在します。環境問題に対しても「リユース(再利用)」は推奨されているため、中古品市場が活性化していることは、とても健康的なことではないでしょうか。

ところで、中古品ビジネスについては警察から「古物営業許可」を得ないと、違法営業になってしまうことは意外に知られていません。



アイフォーン下取りに「待った」…警視庁が指導 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
21日に発売された新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)5」を巡り、ソフトバンクモバイル(東京)が全国の販売店で行っている旧型アイフォーンの下取りサービスが、古物営業法違反(無許可営業)に当 ...





なぜ、中古品ビジネスに許可が必要なのかと言いますと、盗品が流通してしまう可能性があるからです。

ドロボウが他人からモノを盗むのは、それ自体に価値があるからよりも、交換価値に着目するからです。つまり、盗んだものを売ってお金にすることができるからです。もし、中古品を無制限に流通させるとすると、盗まれたモノが簡単に換金されてしまい、ドロボウの行為を助長することにもつながりますし、盗まれた人としてはモノが転々流通してしまうと取り返す術もなくなってしまいます。だから、中古品を取り扱う事業者には「許可」を得ない限りビジネスを許されないとして、許可業者には中古品の買取時等に本人確認や誰から何を買ったのか、ということを記録する義務があるのです。


引用したソフトバンクモバイルの件は、iPhone4S以前のiPhoneを下取り(つまり換金)する行為ですので、まさに「許可」を得ておこなう必要のある営業に該当します。


このように中古品の取扱いには規制が敷かれているわけですが、実はこのような規制は営利事業に限ったことではありません。

たとえばNPOの中には、中古品を買い取って「販売」したり「寄付」したりする事業をおこなっている団体も少なくありません。それらは大きな利益追求を目指しておこなっているのではなく、社会のために事業として中古品を取り扱っているのですが、たとえそれが社会のために行われているとしても、中古品売買をおこなう以上は「許可」を得ないと違法営業に当たります。

他方で、中古品を寄付してもらって「販売」したり「寄付」する事業をおこなう団体も多く存在します。彼らは買取行為をしないため、この規制には該当しません。


古物営業法 第2条(定義)2  この法律において「古物営業」とは、次に掲げる営業をいう。 一  古物を売買し、若しくは交換し、又は委託を受けて売買し、若しくは交換する営業であつて、古物を売却すること又は自己が売却した物品を当該売却の相手方から買い受けることのみを行うもの以外のもの


下線部をご覧いただくと分かるように、「古物を売却することのみを行うもの」は、営業許可を取る必要はありません。売却に加えて買取までおこなって初めて「古物営業」という規制の対象になるわけです。

ちなみに「買取り」だけをおこなっていても規制されますので、ソフトバンクの事例はこの部分に引っかかるわけです。

Yahoo!オークションなど、現在ネット上で中古品の売買が多く行われていますが、違法営業に該当していないか、事業に携わっている人は注意してくださいね。

2012年9月23日

ありがとうDIME!B型パワーで僕はがんばります!


どうも今回のDIMEは私に元気をくれるために出版されたような気がします(笑)

おすすめの特集は、

◉三木谷浩史、熊谷正寿、朝原宣治……鉄人に学ぶ「仕事に効く本」
◉姜尚中、齋藤孝、紫舟……読書賢人の「座右の書」
◉今、読むべき「ビジネス書」厳選20
◉美しすぎる最旬「図書館」活用術
働く背骨を作る本

と、

なぜ彼らは世界に強いのか?土壇場に強いのか?
B型的[絶対集中力]養成講座

です。

最近は読書量が激減していたため、イカンなぁイカンなぁと思っていたんですが、やっぱりイカンようです。
この手の特集の良いところは、「モチベーションをアップさせてくれる」ってところと、「自分だけではなかなか出会えない良い本に出会えるきっかけになること」ってところだと私は思います。

活躍されている人がどんな観点で本を紹介しているか、というのは少し裸を見せちゃうようなところもある気がします。価値観や思考方法が垣間見れるのです。そうすると、例えば自分の憧れている人がどのように本を読んでいるのか、その人のフィルターを通して本に接することができる。直接会話することはないけど、書物を通じて対話ができるようになるわけです。

なので、今回の働く背骨を作る本の特集は面白いです。別にすごく特別なことが書いてあったりしないですし、またこういう企画かと思う人もいるでしょうが、今の私には“旬”な企画でございました。


それと、B型的[絶対集中力]養成講座はですね、B型の人は読んでおいた方が良いです。自分好きに拍車がかかります。

もともと私は自己肯定派の人間なのですが(キリッ)、それでも20代後半くらいから徐々に自己否定な考えも巡るようになってきてしまい、そういうのを振り払いたいなぁって思ってた矢先に、このDIMEの特集はB型がいかに素晴らしいかということを、プッシュしてくれてるわけです!

以下は、今回の特集で紹介されているB型思考の基本要素(74ページ参照)。


  1. マイルールを大事にする。
  2. 自分なりの工夫で努力を楽しむ。
  3. 弱点をさらけだす。
  4. 他人の評価より自分の満足。
  5. 小さなことでも真剣勝負する。
  6. ひとつのことにハマってみる。
  7. ハマった自分を堂々と宣言する。
  8. 悩みぬいて飽きる。
  9. 部下や上司には積極的に声をかける。
  10. 頼みの綱は自分自身。


素晴らしいですよね。これらについて、著名人を用いて具体的に解説してくれています。勇気が出ます。たぶん、B型じゃなくても勇気が出ます(笑)


ありがとうDIME!



明日から1週間、僕はまた頑張れそうです!笑





2012年9月21日

フルカラー名刺が100枚320円!? VistaPrintで名刺を挨拶カードに



皆さんは名刺を年間どのくらい配りますか?

私が行政書士に登録した当時、活躍されている先輩から「まずは2000枚交換しなさい」と言われました。その意図するところは、仕事は人とのつながりの中で生まれていくということなのだろうと私は理解しています。

さて、そういうことなので名刺交換は日常茶飯事です。ただ配れば良いというものではないですが、それでも名刺切れは避けたいものです。それと、最近は名刺も何種類か保持しておいて、使い分けも必要だと感じています。

そのなかには「挨拶カード」のような意味合いの名刺もあります。直接名刺交換できない場合に、どこぞの誰が一筆残していったのかをお伝えするための、ちょっとした挨拶カードとして残していくのです。これはもやは名刺ではないような気がしますが、一つの礼儀として機能するように思います。

今回は、自己紹介用の案内に同封する用途で、キャンペーンをおこなっていたVistaPrit(ビスタプリント)さんでオーダーしてみました。


送料が結構かかるため、完成品が到着するまで3週間と気の遠くなる時間がかかりますが、キャンペーンの規模も大きく注文数が非常に多いようですので、お試し用の購入ですし良しとします。とりあえずの300枚を注文。なんと960円(だけど送料1,016円w)です。しかも、なんかラベルも無料で140枚つけてくださるようです。

いったいどんな名刺が完成するのか怖くもあり楽しみであり、というところですが、今回の目的については十分役割を果たしてくれるでしょう。


VistaPritさんは、頻繁にキャンペーンも実施しているので、たびたびチェックしておくと、「使える」ツールとして活かせるかもしれませんね!


GoogleカレンダーのToDoリストをiPhoneで表示|GoTasks




Googleのカレンダーを使っている人は多いと思います。私もスケジュールをメモするためにスケジュール帳を持ち歩くのがわずらわしく、GoogleカレンダーとiPhone・iPadのカレンダーアプリを使って予定を管理しています。

スケジュールの管理は誰にとっても必要なものです。毎日同じように過ごしていても、まったく同じ一日というのはありません。そのため、何かをしようとすれば、何かができなくなる時間も生まれます。また、何かを目指しているなら、その行動計画を日々のスケジュールに落とし込む必要もあります。それがスケジュール管理の基本だと私は思います。

さて、このようにスケジュール管理は万人に必要なものだと思いますが、GoogleカレンダーはToDoリストも管理できることはご存知でしょうか?

ToDoリストとは、その名の通り「やらなきゃならんリスト」ってことです。スケジュールと何が違うの?と思う人は「スケジュールにおさめきれない項目」という程度に考えてください。つまり、「リンゴを買う」とか「ゴミを出す」というような、あえてスケジュールに埋め込む必要がなくスキマ時間に潰せばよいような項目や、「●●さんに電話する」とか「●●について考える」というように、他の予定が変動したり何かをしながらできるようなスケジュール化できないものを、その日に消化すべきリストとして書き出すリストです。

で、このToDoリストもまたGoogleカレンダーで管理することができます。



ToDo リスト - Google カレンダー ヘルプ







やることを日にち単位で期限を設けて設定して、カレンダー上に表示することが可能なのですが、ただToDoリストをつくってもiPhone・iPad上のカレンダーでは表示できません。

そこで、下記のアプリ(無料)を導入すれば、簡単に管理が可能です。


GoTasks (Google Tasks™ client)


GoTasksの良いところは、何よりもそのシンプルさにあります。ハッキリいって全然面白みもありません(笑)
ただ、それがかえって他のどのアプリを邪魔することなく、今日のToDoは何があったっけ?という疑問に1タッチで答えてくれます。

便利なアプリが増えているので、あれもこれもできるものが多いですが、逆に他のアプリとの間で機能の重複があると私は損している気がします。あくまでもiPhoneのアプリケーションなので、1アプリ1機能で十分と思います。


そういえば、私がキングジムのポメラを気に入っているのも、同じ理由ですね。ワープロ機能に特化していることから、ブレやすい私でも作業がブレません。





これは私が愛用している機種です。買ったときは25,000円くらいしたんですが、随分安くなりました。買い替えるかな・・・
今の最新機種(KING JIM デジタルメモ「ポメラ」 DM100)は、Bluetooth対応なので、iPhoneやiPadのキーボードとしても使えるようになったそうです。半端ないですね。すごく欲しいけど、機能が増えている点で少し考えてしまいます。


話が逸れてしまいましたが、ToDo管理自体には時間をかけても仕方がないですし、面白味も不要です。端的に「何をすべきか」がハッキリしていれば良い。シンプル過ぎて、誰にでも使えます。オススメ!




無料
(2012.09.21時点)
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2012年9月20日

コミュニティカフェゆめたいでの出会いはホックホク


今日は、打ち合わせのために茅ヶ崎市は若松町にある、コミュニティカフェゆめたいというお店に行ってきました。

なんかそういうのがあるらしい、ってことは聞いていたのですが、それが実際にどこにあってどういうカフェなのか全然知らず、今日も特に何も考えずに入ってみたところ、感動の一言。めちゃくちゃリラックスのできるカフェで大変驚きました。

どうも最近は「●●カフェ」なる名前の施設が増え過ぎていて、ネーミング的にちょっとウンザリしていたのですが、今日反省しました。カフェは人がリラックスしてコーヒーブレークできる憩いの場所なんですから、名前ばかりに気を取られて本質を見なきゃイカンですね。






ウッドな感じがたまらなくてですね、できたてのたい焼き(けっこう大きい!)を食べながら、そしてシックに麦茶を飲みながらの打ち合わせは、心身ともにイイカンジです。適度に小さなお店で平日の午前ということもあって、他にお客さんの話し声もなくて、アットホームに過ごせました。

ちなみにこのたい焼きは、カスタードを食べたんですが、皮がサクサクもちもちしていて、カスタードも卵の味がするくらいに優しいホックホクの美味しさです。




Blog Cafe ゆめたい








それで今日はデザイナーの方と打ち合わせだったんですが、彼女はコミュニティというものの考えがすごくしっかりしていて、商店街のような場所をもっと豊かにするために活動をされています。彼女は街の機能(デザイン)に対しての具体的なイメージを持っており、私自身が今後進んでいきたい方向にすごく近い考えを持っていらっしゃる方だと知りました。というか、私なんかよりもずっと先にその必要性を感じられて、実際に活動されています。


いわゆるコミュニティ・デザイン(どんなふうに街づくりをするか、というデザイン)というのは、今後の地方自治の大きな柱になると私は思っています。

とはいえ、地域ごとの具体的なニーズを拾いながらそれを補う事業をはめ込もうとすると、既存の規制に抵触することが少なくありません。私はそのあたりの規制をうまくコーディネートできるような仕事を生涯的におこなっていきたいと考えていますし、それができるのは行政書士だと考えています。

ただ、実際に街をどのようにデザインしていくかは、私がどれだけ頭をひねっても全然足りず、今日出会ったデザイナーのような人や、建築のプロ、医者や保育のプロ、農家や漁師など、そして行政も皆が語り合いながら、茅ヶ崎なら茅ヶ崎ならではのデザインを作り上げていく必要があると思っています。しかも、ある程度戦略的に。

言うは易しの問題ですが、私が参加する企業とNPOのマッチングプロジェクトも、最終的にはこういう観点でマッチングさせていくことができれば、ビジネスも社会貢献も街づくりも全てうまく回るんじゃないかと考えています。

地域にはたくさんの優秀な人材がいます。地域に根差した活動をすることで、そういう当該地域ならではの人材にたくさん出会っていきたいですね。






この2冊はとても分かりやすく、今後の地域ビジネスを考える上でお勧めです。特に、わたし個人的には中小企業の経営者にこういうジャンルの本にチャレンジしてもらいたいと強く思います。


2012年9月19日

コミュニティ・バス事業とNPOの結び付け


皆さんの済んでいる地域には、コミュニティ・バスというものが走っていませんでしょうか?通常のバス会社が運航するするものとは異なり、道路の状況や採算との関係で一般のバス路線からは外れるものの、例えばお年寄りの移動の補助としてであったり、地域の活性化を意図して観光地を巡らせたりと、地域的なニーズを汲むカタチで運営されているバスが代表的なものです。

上記写真のバスは、茅ヶ崎市を運行する「えぼし号」というもので、茅ヶ崎市がバス会社に事業委託しているものになります。運賃は大人の場合150円の路線と200円の路線がありますが、決して高過ぎることもなく使いやすさとバリアフリーが意識された事業となっています。

実は、このバスの利用方法について新しいビジネスの可能性があるのではないかと話を持ち上がり、ちょっと興味を持ってコミュニティ・バスについて調べてます。たとえばNPOによって一時的に運営させられないかどうかを検討したり。バスは、一斉に20人近くの人員を運ぶことができるし、用途によっては電車のようにきっちりし過ぎたダイヤである必要もありません。

このバスと町おこしとをコーディネートすることができれば、市内で完結した一つのコミュニティ・ビジネス(CB)が完成します。

とはいえ、私は運営したいわけではなく、私は行政書士としてコミュニティ・バスをNPOが運営する場合の許認可の調査や、事業計画なんてものを暇を見つけて検討しているということです。

これまで運送事業に関してはノータッチでしたが、介護タクシーのニーズなども増えてきていますし、茅ヶ崎市に根差した事業のサポートのとっかかりとして、ちょっと勉強してみようかなぁと思っています。

ちなみに今夜は茅ヶ崎市でぐる呑みというイベントがおこなわれるそうです。



ぐる呑み茅ヶ崎 北口編
ぐる呑み北口編は9月19日(水)と20日(木)!3枚綴りのチケット制で行います! 今回は「茅産茅消」とコラボして、料理に茅ヶ崎産の食材を使用します。 ぐるっと茅ヶ崎の味めぐりしませんか? ...





このイベントは市内の居酒屋に新しい客を呼び込むという一大イベントなのですが、やはりネックは「駅から遠い」とか「帰りの電車に間に合わなくなるおそれがある」という不便さの解消にあります。

居酒屋は本当にたくさんあって、私もこれまで全然知らなかったような、とても美味しくてリーズナブルなこ洒落た店もたくさんあります。それらが立地の問題だけで大規模チェーン店に負けてしまうのは、地元民としては放っておけません。アイデアはたくさんそこら中にありますが、大切なのは実行性。うまく焚きつけて面白い事例を増やしていけたら良いですね!



「共感」の正体|寄付を募るのに必要なモノ



寄付はNPOが共感を集めたバロメーターと言われます。NPOに関する記事や文献を見ていても、この「共感」という文字をたびたび目にします。最近では企業の販売戦略として「共感」というキーワードが使われ始めているのも目につくようになりました。

しかし、正直なところ私はまだ「共感」の正体というのはよく分かっていません。というか、「共感」という意味は分かるけど、寄付につながるレベルの「共感」というものがどんなものなのかイメージが持ちにくいのです(企業の販売戦略として活用する方が分かりやすい)。

ということで、現時点での私の頭のモヤモヤを整理して、皆さんのご意見などをいただければと思い、1つエントリーを割こうと思います。







まず「共感」に関して、Wikipediaを参照すると次の通り書かれています。


共感(きょうかん、英語:empathy)は、他者と喜怒哀楽の感情を共有することを指す。もしくはその感情のこと。たとえば知り合いがつらい表情をしているとき、相手が「つらい思いをしているのだ」ということがわかるだけでなく、自分もつらい感情を持つのがこれである。通常は、人間に本能的に備わっているものである。しかし、例えば自己愛性パーソナリティ障害の人物では、”共感の欠如”が、見られる

この説明からすると、共感を得ようとするならば、「他者から喜怒哀楽の感情を共有される」だけでなく「その他者が自分の感情として当該喜怒哀楽の感情を持つ」ように仕向ける必要があります。映画や小説で泣くことができる私たちは、他人事のように「かわいそう」と感じるのではなく、自分自身を投影して「自分が悲しい」という感情を持ちます。


このように考えると、「共感」を得るということは、単純な情報発信とは明らかに趣きが違うことが分かります。




これって、すごく難しいですよね。少なくとも、「知らせる」という段階ですらほとんどできていない多くの団体が、「共感」を目指すというのはそれだけで相当な努力を要するように感じます。

しかし、日本中で「共感」を得るための情報発信についてセミナーが開かれています。個人的には非常に興味のある分野ですが、自分で実践しようとはさすがに思えないですね。こういう分野はプロの演出家に依頼した方が良いように思います。

そんなことできたら苦労しないよ!って声が聞こえてきそうですので、適当なことは言わないようにしますが、それくらいこの「共感」を生む情報発信というのは難しいものだとわたしは感じます。ドラマだってあれだけプロが集まって製作しているのに、泣けるものと泣けないものがあるくらいですから。

とはいえ、お金をかけずとも強力な情報発信が可能な時代です。たくさんの成功事例もあるはず。私はそのあたりの情報収集をしながら、クライアントにそういう情報提供をしていけるようにしたいですね。ブログのレベルアップにもなりそうですし。


時々、ファンドレイジングについてのプロのコンサルタントの方とお会いする機会もあるので、そういった部分もいろいろ教えてもらえたらと思います。




NPOのための共感獲得実践セミナー - 神奈川県ホームページ
寄付はNPOが共感を集めたバロメーターです。東日本大震災以降、全国各地で共感をキーワードにした働きかけや寄付をめぐる動きが活発になっています。  こうした中、NPOの皆さんに、もっと多くの共感を獲得し ...




神奈川県はいまかなりNPOの底上げに力を入れています。NPOと企業とをマッチングさせる事業や、NPO単独のマネジメント強化事業など、多様な主体を巻き込んで「公共」を担える人材・団体の育成に励んでいます。

NPOとして活動している皆さんは、是非こういう大きな流れに乗っていくことをお勧めしています。私の知る限りでも、かなり若いNPO法人が積極的に動き始めています。


神奈川県内でも認定NPO法人を目指す動きが強まっています。条例指定NPO法人経由で認定を目指される団体も多いようですが、とにかく準備は早い方が良いことに違いありません。少しでも早い段階で認定を取得し、寄付金を募りやすい環境整備に備えてほしいと願っています。


過去の記事ですが、興味のある人はお読みください。↓↓



Blogging Worker's Style: NPO法人がまず「仮認定」の取得を急がなければならない理由
認定NPO法人でないNPO法人は、まず仮認定を直ちに取得した方がいい。 ちょっと偉そうな書き出しになりましたが、本日はこの点を解説させて頂きたいと思います。 ...




こちらは、NPO法人フローレンス代表の駒崎氏の著書。社会起業家を目指す人は、フローレンスの事業モデルを研究する価値は大きいと思います。




フローレンス代表理事・駒崎弘樹氏~社会起業家という生き方~ | GLOBIS.JP
2007年にニューズウィーク誌で「世界を変える社会起業家100人」に選ばれた駒崎氏が、グロービス特別セミナーに登壇。病児保育を提供するNPOフローレンスを立ち上げた経緯から、その先に目指す新しい日本の ...





下は「へぇ!」の連続だった本。
読むと簡単に感じるけど、実践はかなり難しい。だからこそ、この程度の軽い本の方が費用対効果が高かったりしますね。この手の本を手に取ったことがない人は、一度読んでみては?





今回はNPOの情報発信に関して書いてみましたが、企業の情報発信と「共感」の関係について近々書いてみようと思います。